あんまり差がないような・・・w 今回は特に響く部屋ってわけでもなく、思いつきでの収録だったので参考程度にどうぞ!
- マイク TASCAM DR-07X
- TroyStudio ポータブルレコーディング サウンドボックス
- iPhone 16 Proに接続、ボイスメモアプリで録音
✅️目次
00:00 TASCAM DR-07Xでの収録テスト開始
00:42 吸音ボックスの発見とその効果
01:50 家具のない部屋での収録経験と音の響き
02:11 防音と吸音の具体的な違い
02:17 吸音ボックスの構造と機能
02:57 吸音ボックス導入前後の音質比較テスト
07:42 収録体勢への言及(つま先立ち)
10:49 今回の収録の背景
11:14 吸音ボックスの偶然の発見と番組の更新
11:35 つま先立ちでの収録状況
11:49 今後の『声に偏る世界線』の運営方針
12:05 メインポッドキャスト『聞くまとめ』の紹介
12:25 『電脳ラウンジ』と『ガジェット本音レビュー』の紹介
自宅録音の救世主?吸音ボックスとTASCAM DR-07Xでポッドキャスト音質を劇的に改善する実践レビュー
「ポッドキャストや音声コンテンツをもっと良い音で届けたいけれど、自宅の収録環境に限界を感じている」「音の響きや環境音に悩まされているけど、どこから手をつければいいか分からない」もしあなたがそう感じているなら、この記事はきっとお役に立つでしょう。
今回は、私が実際にTASCAM DR-07XというICレコーダーを使って収録テストをした際の経験をもとに、吸音ボックスがどのように音質に影響を与えるのか、そして自宅でできる効果的な録音環境の工夫について、私のリアルな体験談を交えてご紹介します。
自宅録音のリアルな課題:響きと環境音との戦い
私の現在の収録環境は、TASCAM DR-07Xをメタルラックに置き、マイクから約30cm〜40cm離れた状態で収録しています。この距離感だと、どうしても部屋の環境音を拾ってしまいがちです。
過去には、家具が一切置かれていない部屋で一時的に収録をしていた時期がありました。その時の音は、まるで浴室で話しているかのようにリバーブ(音の響き)がひどく、どうにかして改善したいと強く感じていました。多くの自宅録音で、この「響き」が音質を大きく左右する要因となるのではないでしょうか。
知っておきたい「吸音」と「防音」の決定的な違い
自宅録音の音質改善を考える上で、まず押さえておきたいのが「吸音」と「防音」の違いです。私も当初は混同していましたが、これらは目的が全く異なります。
- 防音(遮音): 外部からの音を遮断したり、内部の音が外部へ漏れるのを防いだりすること。壁や窓を厚くするなど、物理的な遮蔽が中心になります。
- 吸音: 部屋の中で発生した音が壁や床、天井などに反響するのを抑えること。音の響き(リバーブ)を抑制し、クリアな音質にするのが目的です。
つまり、環境音をシャットアウトしたいなら防音(遮音)、部屋の響きを抑えてこもったような音質を改善したいなら吸音が効果的というわけです。
救世主現る!吸音ボックスの効果を徹底レビュー
そんな中、今回まさかの再発見となったのが「吸音ボックス」です。ずっと探していたものが、意外な場所からひょっこり出てきたのです。
吸音ボックスとは?その構造と仕組み
私が使っている吸音ボックスは、約40cm四方の立方体(サイコロ状)をイメージしてください。一面だけ蓋がなく、中を覗けるようになっています。そして、その開口部を除く5面に、ボコボコしたウレタン製の吸音スポンジが貼り付けられています。この箱の中にマイクを入れて収録することで、音の反響を抑える仕組みです。
驚きのビフォー&アフター!音質の変化を体感
実際に、この吸音ボックスを使って音質の変化を試してみました。
- 吸音ボックスなしの状態: 普段の収録と同じ、マイクがメタルラックに置かれ、顔から少し離れた状態です。部屋の響きや環境音が入りやすい状況です。
- マイクをボックスの奥に、顔は離して: 吸音ボックスの中にTASCAM DR-07Xを入れ、顔はボックスの開口部から離した状態で話しました。音の響きはかなり抑えられますが、声が遠く聞こえがちです。
- 顔をボックスに近づけて収録: ボックスの開口部におでこをくっつけるくらい顔を近づけて話しました。この状態だと、音の響きは最大限に抑えられ、非常にクリアな音質が得られます。
正直なところ、耳で聞けない状況でしたが、音の印象は大きく変わったと確信しています。特に3の状態で得られるクリアさは驚くべきものです。
吸音ボックスのメリット・デメリット
- メリット:
- リバーブ(音の響き)を大幅に抑制し、クリアな音質を実現。特に家具のない響きやすい部屋では絶大な効果を発揮します。
- 限定的ではありますが、遮音性も少なからずあり、環境音の抑制にも貢献します。
- デメリット:
- 収録姿勢の制約: ベストな効果を得るには、ボックスに顔を近づける必要があり、非常に不自然な体勢になります。
- PC作業との両立困難: パソコンを見ながらの収録が事実上不可能になります。
- 設置場所の課題: メタルラックの高さやマイクアームとの兼ね合いで、最適な設置場所を見つけるのが難しい場合があります。
TASCAM DR-07Xと吸音ボックスの相性、そして理想の収録環境への模索
私が使っているTASCAM DR-07XはICレコーダータイプなので、一般的なマイクスタンド用の穴があるマイクとは少し事情が異なります。吸音ボックスの底面にはマイクスタンドを通すための穴があるのですが、DR-07Xだと上手く収めるのが難しいかもしれません。この点については、改めて検証が必要だと感じました。
また、手軽に収録したいという思いから、メタルラックに直置きしているため、マイクが前方にせり出してくれません。そのため、私が体ごとマイクに近づかなければならず、アームの必要性を感じています。しかし、アームを導入すると、今度は吸音ボックスの中にマイクを収めるのが困難になるというジレンマに直面しています。
ポッドキャスト収録スタイルに「割り切り」と「運動」をプラス
今回の収録は、私自身のポッドキャスト制作における「割り切り」からスタートしました。音声編集やBGM挿入をなくし、シンプルに、その場で感じたことを記録するための収録環境を模索していたのです。
メタルラックにTASCAM DR-07Xを置き、立ち上がって収録するスタイルを取り入れたことで、以下のようなメリットを感じています。
- 割り切り: 「今回は編集なし、BGMなし」という意識が強まり、収録に集中できます。
- 気分転換・運動: 座りっぱなしの作業が多い中で、立って収録することは良い気分転換になり、軽い運動にもなります。
まさか、この「立ち上がって収録する」というスタイルが、これまで行方不明だった吸音ボックスとの再会、そして今回の音質改善の発見につながるとは思いませんでした。つま先立ちで首を上に向けて話すというユニークな収録スタイルですが、これが意外と気分転換にもなり、悪くないと感じています。
まとめ:あなたの音声コンテンツも吸音ボックスで変わる!
今回の経験を通じて、吸音ボックスが自宅でのポッドキャスト音質改善において、非常に強力なツールであることを再認識しました。完璧な録音環境がなくても、ちょっとした工夫や機材で、音の響き(リバーブ)を抑え、よりクリアで聞きやすい音質を実現できる可能性があります。
もしあなたが、ポッドキャストや音声コンテンツの音質に悩んでいるなら、ぜひ一度吸音ボックスの導入を検討してみてください。そして、TASCAM DR-07XのようなICレコーダーを手軽に活用したいと考えている方にも、様々な収録テクニックや工夫が、あなたのコンテンツ制作を次のレベルへと引き上げてくれるはずです。
関連情報と機材リンク
私は他にも様々なポッドキャスト番組を配信しています。
- メインポッドキャスト「聞くまとめ」では、SNSやAIの最新情報をクリエイター向けに発信。
- 「電脳ラウンジ」(YouTube版は「ガジェットホンネレビュー」)では、ゆるくガジェットについて語っています。
- そして、この「声に偏る世界線」では、音声収録やポッドキャスト制作に特化した情報をお届けしています。
各番組は概要欄やWordPressの記事から詳細をご確認いただけますので、ぜひチェックしてみてください。
また、今回使用したTASCAM DR-07Xや、吸音ボックスについては、多くの方から問い合わせをいただいているようです。全く同じものが現在も入手可能か分かりませんが、需要がある製品なので、関連リンクとして概要欄に掲載しておきます。ご興味のある方は、ぜひそちらもご覧ください。
以下、昔試したときの音声掲載した記事です
さよなら反響音、リバーブ除去!TroyStudioレビュー 吸音サウンドボックス買ってみた。 収録音声に変化は?本音レビュー使用感
さよなら反響音、リバーブ除去!TroyStudioレビュー 吸音サウンドボックス買ってみた。 収録音声に変化は?本音レビュー使用感
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